書籍「アンジェリーナ・ジョリー 思いは国境を越えて」(原題:Angelina Jolie's: Notes from My Travels)を読みました。
「思いは国境を越えて」は、UNHCRの親善大使を務めるアンジェリーナ・ジョリーが、
アフリカ(シエラレオネ)、カンボジア、パキスタン、エクアドルの難民を訪問した際の手記です。
彼女が何故、難民問題に関心を示し、3人の養子を引き取ったのか、その背景を知ることが出来たように思います。
また、難民、国際協力について、考えるきっかけを与えてもらいました。
総務省統計局・統計研修所のHP「世界の統計2007」からの引用ですが、世界に難民は8,394,4000人います。
主な難民出身国の第1位から順に記しますが、
アフガニスタン、スーダン、ブルンジ、コンゴ民主共和国、ソマリア、パレスチナ、ベトナム、リベリア、イラク、アゼルバイジャンです。
また、南アメリカ・カリブ南地域は、難民の人口が少ない割に、内避難民としてUNHCRの援助を受けている数が多いです。
世界では、安全な水が得られない、5歳未満の死亡率が高い、栄養不良、トイレがない、妊娠・出産時に妊婦が死亡する、
医師などが出産を補助できない、15歳〜19際の母が出産する、などが起きています。
私は、普段何か直接的な働きかけをする訳ではありませんが、国際協力に関心があります。
何もしていなかったのは、ただ、何から始めて良いか分からなかったからです。
そして、今後は、きちんと調べていこうと思います。
ただ、夫婦で話し合っていたら、「調べている間にも救える命があるのではないか?」と、パパに言われました。
確かにそう。
でも、私は真実の弱者を探し出して、その人たちを支援したいと考えています。
そして、探しながらも、できることはやっていこうと思いました。
国際協力に興味があるけれど、何から始めたら良いか分からないという方は、是非この本を読んでみて下さい。
著者アンジェリーナ・ジョリーをスクリーンで見たことがある方なら、彼女を姿を介して、難民をリアルにイメージすることができるでしょうから!
相手を理解するには、自分も相手と同じ経験をすることが一番です。
ただ、それができない場合はまずは「イメージすること」が大事。
「イメージできなくても、イメージしようとする気持ち」が大切なのです。
国際協力の第一歩は、そこからだと思います。
■UNHCR Japan アンジェリーナ・ジョリー親善大使 HP
http://www.unhcr.or.jp/ref_unhcr/angelina/index.html
■第11章 国際開発援助 総務省統計局・統計研修所 HP
http://www.stat.go.jp/data/sekai/11.htm
■ハリウッド・セレブ診断テスト 楽天woman HP
http://girls.www.infoseek.co.jp/express/lux/fortune/