10月から、横浜市の小学校で、英語活動のボランティアを始めました。担当は6年生です。第1回はネイティブ・スピーカーの先生の授業を見学してきました。
1. Greetings あいさつ"Good morning!""How are you?"
2. Warm-up "Let's sing togehter"を歌う。
3. Main Topic 1月〜12月までの発音練習をする。その後、トランプの数字を見て、1が出たら→"January"と言う。
4. Game トランプを使ったゲームをする。ペアになり、カードを半分ずつ持って、1枚ずつ出して行く。1が出たら→"January"と言い、間違えたら出したカードを全て受け取る。
5回続けたら、隣の人にバトンタッチする。
5. Gameをもう一度続ける。
6. Closing あいさつ"See you!"
小学校の先生方はとても忙しく、英語活動の打ち合わせの時間がなかなか取れない状況のようです。
ネイティブの先生は月に1回程度、来ているのですが、彼女がメインのレッスンプランを考えており、彼女が来ない3回(/月)は、その復習に充てているようです。
英語に積極的な子と、理解できず消極的になってしまっている子の差があるクラスだと思いました。そして、ネイティブの先生は、全員に目が行き届いていない様子でした。
消極的な子のためには、何度も繰り返し復習することは効果的なのかもしれませんが、積極的な子からすると、物足りない、つまらない授業になってしまう可能性もあります。
いろいろと考えて授業に臨む必要がありそうだな、と思いました。
以下の理由で、公立の小学校での英語活動には限界があると、私は思います。
1、先生が忙しい。
担任の先生が忙しいと、英語活動にまで手が回りません。レッスンプラン作成、打ち合わせの時間が取れないので、準備万端整えて、授業に臨むことが難しいです。
2、ネイティブの先生との協力体制
ネイティブの先生は月に1度しか来ません。ゆえに、担任とは違い、クラス全体にまで目が行き届かないところがあります。
授業を受ける児童主体ではなく、ネイティブの先生が強引に授業を進めて、児童がついて来れない時があります。
3、積極的な子と消極的な子
当たり前のことかもしれませんが、クラスのなかには理解の差があります。
大きな差があるなかで、1つの授業を作っていかねばなりません。
積極的な子にも、消極的な子にも、英語が楽しいと思ってもらえるような授業が必要です。
そのためには、やはり、準備が大事になると思うのですが、担任の先生の時間的制限、ネイティブの先生との協力体制を考えると準備時間を取るのは難しく、「行き当たりばったり」になってしまうようです。
担任の先生の想い、ネイティブの先生の想い、子どもたちの想いなど、教室には、いろいろな想いが交錯していました。
しかし、この状況のなかでも、ベストな方法を模索していけたらいいな!と思っており、私は「子ども」主体で考えたいと思っています。
そのために、担任の先生やネイティブの先生の意見も聞き、やっていくつもりです。