小学校と中学校の英語授業の連携について、打ち合わせをしました。
小学校英語は話す・聞く力を養う、コミュニケーション中心の英語です。
歌やゲームを使った遊び心満載の楽しい授業です。
それが、中学校に上がると途端に、読み書き中心の英語になります。
テストが始まり、成績も出ます。
この小中の溝を埋めるためには、小中の連携が大切になります。
私は6年生の後半に、中学校に繋がる読み書きのカリキュラムを入れる必要があると考えています。
■読む活動の例
1、絵本などの簡単な英文を読み聞かせ、文字に親しむ
2、辞書(絵入りの辞書)を使ったゲームをする
3、絵本や簡単な英文を辞書で引いて、内容を理解する
■書く活動の例
1、アルファベットを使った歌やゲームを通して、実際に書いてみる
2、伝言ゲームを口頭でなく、紙に書いて行う
3、現在形の簡単な英文を使い、パズルゲームをして、日本語と英語の文法の違いを理解する
4、友達に宛てた簡単な自己紹介の手紙を書き、手紙を交換して読む
読み書きに抵抗なく、すんなりと中学校英語に慣れるための土台を小学校のうちに身に付けておく必要があると思います。
また、中学校の試験ではリスニングのテープが使われる事が多いので、小学校でも視聴覚教材(CDやDVDなど)をどんどん使うようにした方が良いと思います。
とはいえ、小中学校の現場の状況に寄るところが大きいので、現実的に実現できそうな事から、無理なく一歩一歩始めることが一番重要な気がしています。